Goodnight & Goodbye
  • 呉耀東(ウー・ヤオドン)
  • 台湾
  • 2018
  • 中国語
  • 日本語字幕
  • カラー
  • 65分
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20年前、因縁のドキュメンタリー『ハイウェイで泳ぐ』で四つに組んだ被写体を訪ねるため、嘉義県へ車を走らせる。カメラマンを同行させ、尾崎豊のCDを手土産に、長年ぶりの再会を果たすが、途中からその目的がわからなくなる。かつての友人を撮影する振る舞いを通して、自らの20年と向きあい、わだかまりと折り合いをつけられるのか。過去と現在の映像を織り交ぜ、何故撮るのかという本質的な問いと格闘する。

  • 2018 台湾国際ドキュメンタリー映画祭-アジアヴィジョン・コンペティション審査員特別賞
  • 2018 ドックリスボン(ポルトガル)-インターナショナル・コンペティション
  • 2018 シンガポール国際映画祭-「焦点:Docu-Memories-台湾ドキュメンタリー」
  • 2018 Jogja-Netpac アジア映画祭(インドネシア)-アジア長編部門
  • 2018 Festival Film Dokumenter (インドネシア) - 台湾ドキュメンタリー特集: タイムカプセルに入る

監督の言葉:
実のところ、これはまるで感情がこもっておらず、少しの温かみもないドキュメンタリーです。冷酷無情かと言えば、それ程のものでもなく、単に作者が自分勝手で勇気がないだけなのです。決死隊の気分で火山に飛び込んだつもりが、実際にはたくさんの愚かで至らないところを隠しています。さらに可笑しいのは、こんな行為を夢だと述べたりして、夢と現実の虚像を作り上げたかのように、虚実をないまぜにし、多くの矛盾を生み出して、ドキュメンタリーが追求すべき真善美を濁し、自分の罪から逃れようとしています。作者は死んだ、と人は言います。早かれ遅かれ、報いはやって来ます。カメラは不吉なもので、終いには呪われ、魂を抜かれるのです。

呉耀東(ウー・ヤオドン)

1972年台北生まれ。1996年からドキュメンタリーを作り始める。監督作に『四點零六』(1996)、台北電影奨の台北特別奨を受賞した『瑞明楽隊』(1997)、YIDFF 1999小川紳介賞受賞作『ハイウェイで泳ぐ』(1998) など国内外映画祭にて高く評価される。2018年、『Goodnight & Goodbye』が台湾国際ドキュメンタリー映画祭 (TIDF)に入選された。新作『I’m Here』(2020)がある。

配信期間:12月17日(金)12:00(正午)~12月24日(金)23:59 (GMT+9)
オンライントーク
  • 12月19日(日)15:00~16:30 ​(GMT+​9)
  • 出演者:呉耀東(ウー・ヤオドン)(《ハイウェイで泳ぐ》、《Goodnight & Goodbye》監督 )
    平野勝之 (《監督失格》監督 )
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